岩盤浴の湿度と細菌
二つめが岩盤浴の湿度です。岩盤浴の湿度を上げると皮膚から出た汗は蒸散できなくなり...
カビや細菌類の繁殖の要因
岩盤浴,細菌
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二つめが岩盤浴の湿度です。岩盤浴の湿度を上げると皮膚から出た汗は蒸散できなくなり、汗として見えるようになります。また空気も湿度が高くなるほど比熱が高くなり、体感温度も高くなりますから、皮膚が感じる刺激も大きくなります。そう言う意味では、岩盤浴で発汗を促すために湿度を上げることは理にかなっていることになりますが問題は汗のことではなくもっと重要な呼吸に関わっていることです。人間は酸素を吸い、炭酸ガスを排出することで生きていますが、大事なことはその酸素と炭酸ガスの交換を肺で行っていることです。人間の肺は常に温度37℃、湿度100%の環境になるようにできていて、その中で肺に戻ってきて不要になった炭酸ガスを出して、その代わりに新鮮な酸素を送り込むのが肺胞という組織です。岩盤浴の空気が少々乾燥していても、気管を通って肺胞に達する頃には湿度は100%になるようできているが、最初から100%以上の空気が入ってきた場合、肺胞は水浸しになり炭酸ガスを排出できなくなり、同時に酸素を取り込むことが出来ず、体内には血液に乗って炭酸ガスがまた身体を回ることになります。
岩盤室の温度42℃、湿度80%の時、この空気を吸い込んだ場合には、温度は37℃まで低下するが、同時に湿度は100%に達することになります。つまり暖房している岩盤浴部屋の窓ガラスに結露が出来るように、口の中から肺に至るまで結露が起きていることになります。岩盤浴湿度が高いと息苦しく感じると思いますが、感じるのではなく実際に酸欠を起こしていると考えます。新しい酸素が供給されず、炭酸ガスが身体を回っている状態では気分が悪くなったり、疲れたりするだけでなく疲れたり病気を持っている人などは、身体への負担が大きくなり過ぎ重篤な事態が起きる危険性もあります。
現在のほとんどの岩盤浴場、岩盤浴業者は、汗を出すシステムとしてだけで簡単に「温度と湿度」を上げてきましたが、そのことによる危険性については全く考慮されていないのが事実です。岩盤浴湿度を上げるようになってから、岩盤室などで気分が悪くなり倒れる人が増え、その結果15分ごとに出たり入ったりするシステムが考えられて来ました。岩盤浴は、また出たときには水分を十分採ってください、と言うメッセージも常識的になっています。しかし、15分ごとに出たり入ったりすると言うことは、身体に負担が掛かっていることを証明しているようなものです。岩盤浴で倒れる人が増えたため、苦肉の策で作ったシステムでした。
また、岩盤浴で水分を出してその時点で水分を補給しても、それがすぐに細胞や血液に吸収されて不足したところに補充されるでしょうか?答えはNOです。水分を排出するシステムはあっても、細胞や血液が水分を補給するシステムは簡単なものではありません。腸に達した水が初めて吸収できる状態になるまで、少なくとも1時間〜2時間くらい掛かりますから、岩盤浴でいくら飲んでも追いつきません。岩盤浴湿度さえ上げなければ、今回のような問題も起きる可能性は極めて低かったのですが、収益性重視のシステムとブームに乗ったため、一番重要な「温度と湿度」環境を無視して岩盤に使用する岩盤浴鉱石だけに終始したのが今回の大きな問題点であると思います。