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カビや細菌類の繁殖の要因

カビや細菌類が繁殖する要因は、「温度」「水」「養分」の大きく分けて3つあります。現在問題になっている岩盤室は、湿度60%以上で運営しているところで、特に岩盤室の床面が濡れている場所があれば要注意です。この岩盤室の環境は、細菌類が増殖しやすい言わば「培養室」と考えても良い環境ですから、身体から出る汗に含まれる有機物や、身体の表面の垢などの老廃物が「栄養」として持ち込まれることにより、急速に増殖することになります。岩盤浴床面などの濡れたところのヌメリは、ほとんどの場合細菌類の「コロニー」と呼ばれる「巣」で、場合によっては強い悪臭を放っていることもあります。


岩盤浴室の臭いの原因は、大きく分けて2つあり、一つは過酸化物、もう一つは細菌などの代謝物です。過酸化物とは、汗の中の成分、特に有機物が空気に触れることによって酸化された時に生じる物質で、臭いの多くはこうした過酸化物が原因となっています。また岩盤浴で細菌の代謝物が臭いの原因となる場合、その細菌は基本的に嫌気性菌と言われる酸素呼吸をしない菌類であり、主に窒素をエネルギーとして生息している種類の細菌で、腐敗菌や病原菌などは全てこの種類に含まれます。


岩盤浴で今回の細菌問題の対象となる怖い細菌もこの種類のもので、これらは一応に活性化したとき窒素化合物を代謝物として体外に排出します。我々人間などが呼吸したときに炭酸ガスを体外に排出するのと同じように、嫌気性生物は窒素を取り込んで体外に窒素化合物を排出しています。この排出した窒素化合物がくせ者で、もの凄い悪臭を放つ物質になっていて、生ゴミなどの腐敗臭のほとんどが細菌の代謝物の臭いです。岩盤室の床面が濡れている・濡れている部分がヌルヌルする・岩盤室が臭い、そう感じたらそこは大変危険な場所です。


「岩盤浴は健康によい」とされているのにどうしてこのような危険な状態になったのでしょうか?その理由は実に簡単なことです。現在の施設型岩盤浴ができた頃、まだ現在のような湿度を上げることはしていなかったのですが、岩盤浴を「低温サウナ」として進めた結果、短時間で汗が出ないため温度と湿度を上げるようになったからです。玉川温泉がルーツとされている岩盤浴ですが、玉川温泉と大きく異なる点は岩盤室の「温度と湿度」にあります。長時間掛けてじっくりと身体を温める玉川温泉と異なり、施設型岩盤浴では施設の回転率が収益性に大きく関わってきますから、できるだけ回転を上げるため短時間で汗が出るように、岩盤室の「温度と湿度」を上げることが常識になってしまいました。

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岩盤浴場の細菌、衛生面の現状について公開しています
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